10年ほど前からあまり酒を飲まなくなっていた父が久々に酔っ払ってました。

そして普段から会話のない父子ですが、久々に会話という会話をしたような気がします。

「米の袋に貼るシール作ってくれ」

唐突に言われて、???ってなったんですがー、

「清流米」という名前で作っている米を売りたいとのこと。

うちで作っている米は山奥の生活排水が一切入らない綺麗な水で作られています。

そんな感じの力説を聞きながら父の米作りに対する思いを一方的に聞かされました。

他の米と同じ値段でなんて売りたくねぇ。

そんなプライドも伝わりました。

米作りは農薬がどうのこうのとかよりも、水が重要だと自分もずっと思ってました。

限られた土地でしか作ることができない、綺麗な清流で作られた米を、対価として正当に評価されたい。

自分も同じ想いです。

人里離れた山間部での耕作は結構大変ですし。

いくら田舎と言えど、生活排水の入った川の水で作る米はたくさんあります。

うちはそれとは違うということで「清流米」としての価値をたくさんの人に評価して貰えるといいなと思います。

父はやる気満々です。プライド米です。

父曰く、ずーっと前から行政にそういう米を推して欲しいと提案していたそうですが、聞く耳持ってくれなかったそうです。

そういうのは行政に頼っても簡単には動いてくれないし、民間でやった方がうまくやっていけます。

これから数年かけてそのブランド価値を高めていけたらいいなと思っています。

私ももっと農業に携わっていく時間を持てるようにしていきたいです。



ちなみに、うちの水道水は、天然水です。最高。